【現役美容師が教える】髪の傷みを改善する本当に効果がある方法とは

【現役美容師が教える】髪の傷みを改善する本当に効果がある方法とは

今回のテーマは、「髪の傷み」と「修復方法」についてご説明していきたいと思います。

特に、女性にとってはシャンプーのTVCMに出てくるような麗しい髪に憧れるのではないでしょうか。美容室に行けばプロの技にてきれいにまとめてもらえますし、毎日ブローやらアイロンにてお手入れすればそれなりに良い状態を保つことができます。しかし、仕事に追われる毎日を過ごしていてついついなおざりになったりして、傷んでいる髪を見てはため息をついているのではと思います。
特に、定期的にカラーやパーマをしている人がほとんどだと思いますが、気を抜くとバサバサになっていたりします。

そんな悩み解決の一助になればと思いまとめましたので、ご参考にください。

1.一度傷んでしまった髪を元通りに修復することはできないってホント?
2.自宅で出来る!生活習慣を見直して髪質ケアをしよう!
2-1.潤いのある髪を取り戻すケア方法4選
2-2.毎日の生活習慣を見直すことも重要!
3.傷んだ髪を切ることも大切!痛みの無いサラサラ髪を目指してヘアチェンジしよう
4.まとめ

1.一度傷んでしまった髪を元通りに修復することはできないってホント?

本当です。残念ながら一度傷んでしまった髪は元通りになることはありません。
ではなぜ元通りにならないかというと、髪の構造に秘密があります。

http://ikumou-matome.com/sikumi.html

髪の構造は画像の様になっており、一番外側のキューティクルと呼ばれるものがうろこ状になって作られています。
このキューティクルが剥がれることや外側に開いてしまうと、まとまりのない髪やバサついた髪になってしまいます。

https://esse-online.jp/128710

その大まかな原因として、

・ヘアカラーやパーマ
化学薬品にて髪の色や構造を変化させますので、全く痛みと無縁という訳にはいきません。

・過度のドライヤーやアイロンなどの熱害
髪から香ばしい匂いが出るぐらい熱を加えてしまうとキューティクルはボロボロです。

・雑なブラッシング
絡まった髪をガシガシほぐそうとしたりすれば、てきめんに髪は傷んでしまします。

・間違ったシャンプーの仕方
強めにごしごしと擦るように洗ったりすればキューティクルが剥がれるなどの弊害が出てきます。

・紫外線
長時間紫外線を浴び続けることでもパサパサな髪になってしまいます。

・過度なダイエットや偏った食生活
髪を作るには鉄分をはじめとしたミネラル分が必要になります。

・ストレス
強いストレスを受けることで髪の合成がうまくいかなくなることがあります。

・髪が充分に乾ききらないうちにそのまま就寝する
キューティクルが水分によって開いてしまい、その状態で摩擦が加わると痛みの原因になります。

このような原因から髪が傷んでしまうと、髪自身が髪を自己修復することがないため元通りにはなりません。

2.自宅で出来る!生活習慣を見直して髪質ケアをしよう!

傷んだ髪の毛は元通りになりませんが、軽度の傷みであればお手入れによってある程度綺麗な状態に保つことができます。
また、髪が傷む原因に気を付けることで、未然に防ぐことが重要になります。
ひどく傷んでしまったら、その部分から髪を切ってしまう以外方法がありません。

2-1.潤いのある髪を取り戻すケア方法4選

◎ダメージを与えにくい洗髪を行う

洗髪時の注意点として「しっかり泡立てる」ことが重要となります。
髪に汚れや脂分が付着しているときは1度目の洗髪で充分泡立たないことが多く、その状態でゴシゴシこすってしまうのはNGです。
一旦すすいでもう一度洗う2度洗いをおすすめします。
そうするとしっかり泡立ちますので、そのしっかり泡立てた状態でやさしく洗うとダメージを最小限に抑えることができます。

次にタオルドライですが、無造作にガシガシ拭くのは良くありません。
水分を吸ってキューティクルが開いていますので、髪にダメージを与えてしまう可能性が高い行為です。
やさしく包み込むようにし軽くたたくようにして水分を取り除くことをおすすめします。
このまま自然乾燥させる人もいるかと思いますが、乾かぬうちにおやすみにならないようご注意ください。
できればドライヤーでさっと乾かすことをおすすめします。

◎トリートメントをしっかりと

洗髪すると髪はマイナスに帯電します。
この状態をリンスやコンディショナーのプラスイオンで打ち消すことによってごわつきを抑えて指通りをなめらかにします。
また静電気による髪のちぢれ等のダメージから保護します。

このようにリンスやコンディショナーは髪の表面に作用するのに対し、トリートメントは髪の内部まで浸透し補修効果がある成分を配合しているところが大きな違いとなます。

・リトルサイエンティスト ベータレイヤー エマルジョン

http://littlescientist.jp/product_betalayer/
おすすめのトリートメントです、少々高めのお値段ですが、インバスでもアウトバスでも使え、サロンワークでも利用されているトリートメント剤です。

◎パーマやヘアカラーに注意

パーマやヘアカラーをすることで髪へのダメージが発生するのですが、髪質によって個体差がございます。
傷みやすい髪だと思ったら美容師さんに相談してみましょう。
髪へのダメージが少ない方法を提案してくれます。

◎紫外線対策

紫外線はお肌にも大敵な存在です。
髪用の紫外線防止スプレーやヘアオイルがありますので、長時間屋外で行動する時にはご使用をご検討ください。

・資生堂プロフェッショナル / デープロテクター UVスプレー

https://www.cosme.net/product/product_id/353936/top
強烈な紫外線から髪を守ってくれるUVスプレーです。

・ミルボン ディーセス エルジューダ サントリートメント セラム

https://www.milbon.co.jp/fyb-magazine/suntreatment/
おすすめのヘアオイルです。
ヘアカラーの退色を遅らせる効果もあります。

2-2.毎日の生活習慣を見直すことも重要!

髪や爪の細胞はとても活発に活動しており、硬ケラチン(髪や爪)を作る為にミネラル分が必要になります。
過度のダイエットを行ったりすると、爪に横線が入ってその痕跡が分かるくらいになります。
これは強いストレスを受けても同じように痕跡が残ります。
髪も爪と同じようにその時期の部分が細くなりますので、切れ毛や枝毛の原因になります。

・ストレス
ストレスに無縁な生活を送ることは不可能ですが、軽い運動を行うなどやリラクゼーションのサービスを受けることの対策をおすすめします。

・食生活
貧血気味の人は、髪が細かったり爪が薄く割れやすかったりしますが、硬ケラチンを作る為に「Fe・鉄」が必要になります。
その鉄分は、赤身の魚やお肉に多く含まれています。
また、緑葉食野菜などから各種ミネラル分をバランスよく摂取することをおすすめします。

3.傷んだ髪を切ることも大切!痛みの無いサラサラ髪を目指してヘアチェンジしよう

傷んでしまった髪を手っ取り早く改善したい場合は、美容室でカット・トリートメントを受けてしまいましょう。

やはりプロの技です。
痛み具合に応じて対応してくれ、そのうえアドバイスももらえます。
その後、髪が傷まないよう気遣うことをおすすめします。

また、髪質やくせ毛でサラサラロングにならずストレートパーマでしのいでいる方もおられるかと思いますが、髪へのダメージや定期的な費用の面を考えるとウィッグを作ってしまうことも選択肢の一つです。

その場合、大手メーカーは高額なオーダーメイドになりますので、ウィッグ専門店をおすすめします。

尚、人毛100%のウィッグは自分の髪以上に取り扱いが難しいので、高品質な人工毛と良質な人毛をミックスさせたウィッグをお選びください。
(大手メーカーが人毛100%で作らない理由の一つにそれがあります)

▼良質で低価格なウィッグを取り扱っている専門店

・リネアストリア
https://ilovewig.jp/?utm_source=at&utm_medium=cpa&utm_campaign=affiliate
とにかく低価格なウィッグが魅力なショップ。若さで乗り切ってしまう人向けのアイテム。

・フォンテーヌ
https://www.fontaine.jp/
ミセス向けのウィッグが比較的リーズナブルに購入できます。

・フローレン銀座
https://floren-ginza.jp/
ウィッグの卸し会社i-threeの直営サロン。
高品質なウィッグが低価格で購入できます。
大手他社の既製品価格でオーダーメイドウィッグが作れてしまうかも。

4.まとめ

髪が傷む原因と対策でしたが、ポイントは髪を丁寧に扱うことにつきます。
30cmの髪の毛の毛先は30カ月前に作られた髪ですので、30カ月間様々なストレスにさらされてきて今があります。
2年半毎日同じ服で過ごせばボロボロになってしまうことを考えれば、髪はかなり丈夫なものといえます。
だからこそ大切に扱えばよい状態が長持ちしますので、綺麗な髪で気分よく過ごせるようお気遣いください。

 

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