いまさら聞けないAGAのこと②

前回はAGAの主な原因に触れましたが今回は具体的な対策やケア方法をご案内します。

AGA対策

まずは抜け毛が気になりだしたら食生活や飲酒・喫煙の見直しをしてみましょう
「いまさら聞けないAGAのこと①」でもお伝えしましたが生活習慣の乱れを改善するだけでもかなり改善される場合があります。
■髪に必要な栄養素→タンパク質・ビタミン・ミネラルを含む食品をバランスよく摂る
たんぱく質→赤身肉・鶏肉・卵・魚
ビタミン→緑黄色野菜・果物・乳製品
ミネラル→レバー・海藻・ナッツ・貝類

■過度な飲酒や喫煙はドロドロ血になったり血管を詰まらせる要因です。せっかくバランスのとれた食事をしても頭皮に栄養が行き渡らなければ意味がありません。

■それでも抜け毛が収まらない場合にはクリニックでAGAの相談をするのも対策の一つです。
ただAGAの薬は内用薬・外用薬共に使用し続ける必要がありますので継続的な使用を前提に検討してみてください。

AGAの薬の作用と副作用

AGAの薬には外用薬と内用薬があります
外用薬はいわゆる塗り薬で直接頭皮に塗布していくものです。

■ミノキシジル成分配合の育毛剤(外用薬)

日本の製品ではリアップやミノキ5なドラッグストアでも気軽に購入できるものもあります。
ミノキシジルはもともと降圧剤として発明されるも副作用で薄毛の発毛作用が発見された薬です。
内服薬もありますが皮膚科学会では推奨されていません。 検証データをもとに有効性や副作用などを考慮して「行うように強く勧められるもの」を推奨度Aとし、順番にB、C1、C2、Dとランク付けされ、確実なデータがあり有効性が認められるAランクとなっているのは現在ミノキシジル外用薬とフィナステリド内服薬となっています。

■プロペシアなどの内服薬

内服薬はAGAへのアプローチに仕方が異なる2種類の薬があります
①プロペシア(フィナステリド)は前回男性ホルモンのところでも触れたとおり「テストステロン」という男性ホルモンと、「体内酵素(5-αリダクターゼ)」を プロペシアが結合を阻害することで、脱毛ホルモンの生成を抑え抜け毛を少なくします。
気になる副作用ですがプロペシアでよく聞くのが性欲減退やEDですが 製造販売元のMSDが公表しているプロペシア販売開始後10年の臨床調査によると、男性機能症状の発現率は「0.2%以下」です。
EDに関しては「0.1%以下」との調査結果が出ています。
皮膚科学会でも推奨Aランクなのもうなずけます。

②ミノキシジルは毛根周辺の血流をよくして正常なヘアサイクルに戻し健康な髪を生やす効果がありますが内服薬に関しては効果もわかりやすく実感される方が多いですが副作用も強く出る可能性が高いため皮膚科学会でも推奨度は低い設定です

それでもAGAが進んでしまった場合には増毛やウィッグで自然に増やすか植毛手術でダウンタイムはあるものの数か月~数年で増やすかという選択肢があります。この二つについては「いまさら聞けないAGAのこと③」でご案内しますね!!

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