1.トリートメントは傷んだ髪の栄養補修
2.トリートメントは本当に必要!?その実態を紹介
2-1.トリートメントは人によっては良い効果が出ます!
2-2.トリートメントケアをした方が良い人の特徴
3.髪が傷んでしまった場合のトリートメント以外の対処法を紹介
4.まとめ
1.トリートメントは傷んだ髪の栄養補修
トリートメントは傷んだ毛髪をきれいな状態に見せるだけでなく、毛髪自体に養分を浸透させ髪の毛を蘇らせてくれる非常に効果的なものです。
でもその効果の持続性や違った目線での考え方によってはやらなくても良い、やらないほうが良いといったケースもあります。
しっかり知識を得て、効果的に無駄のないトリートメントを実施できるようにしましょう。
【トリートメントの意味】
トリートメントとは何か。
キューティクルを整え、滑らかな髪を保つ。また、痛んだ頭髪に染み込み、内部から補修、表面をコーティングして保護する働きがある。 (毛髪用語集より)
つまり、トリートメントには毛髪に足りていない栄養分を浸透させ、毛質の向上を図る行為を指します。
毛髪は加齢とともに栄養が行き届かなくなります。といのも、血行不良による養分の不足によって、毛髪を育てる毛母細胞が弱ってしまいます。
また、パーマやカラーなどによる外圧的な要因で傷んでしまう事も あります。
髪の毛が傷んでしまうのには色んな要因がありますが、トリートメントはそれらを補ってくれます。
トリートメントはペリセアなど毛髪の内部に浸透していく成分や、ケラチン・ヘマチンなどの毛髪内の結合を補強してくれる成分が配合されます。
・ぺリセアとは?~ダメージ毛に深く浸透。高い残存性で痛んだ髪を 修復・保護する成分です。
・ケラチンとは?~硬タンパク質の一つで、毛髪、つめ、皮膚などの構造タンパク質(生体内で構造・形態などを形成・保持するタンパク質)の総称。
・ヘマチンとは?~カラーを長持ちさせる効果や 髪を紫外線から守る効果があります。 それらの成分は髪の見た目を改善するには大切で効果的なものです。
【リンスやコンディショナーとの違い】
では、リンスやコンディショナーとは何が違うかといいますと
大きく違う部分は、リンスやコンディショナーは髪の表面をコーティングするので、手触りがよくなり、摩擦によるダメージを軽減します。
それに比べ、トリートメントは髪の内部の補修を行う為、髪がまとまりやすく、本来の健康な髪に近づけることが出来ます。
簡潔に言うと、リンス・コンディショナーは表面をきれいに見せるもの。トリートメントは内部から毛髪を改善するもの。この違いが大きなポイントです。
2.トリートメントは本当に必要!?その実態を紹介
トリートメントをすれば、必要な人にとっては非常に効果的な状態を再現することができます。
ですが、必ずしも全ての人に必要という事ではありません。
2-1.トリートメントは人によっては良い効果が出ます!
美容室に行ってカラーやパーマをすると、必ずと言っていいほどトリートメントを勧められますが、本当にトリートメントは必要なのでしょうか?
現在では美容師業界でも「トリートメント賛成派」と「否定派」がいますが、結局はトリートメントが必要な人と必要でない人がいるという事がわかります。
結論からお伝えすると、以下の項目に該当する人はトリートメントをした方が良い、当てはまらない人は特別高い料金を払ってまで必ずしもする必要性がないです。どちらを選ぶかは、結局は人それぞれという事になります。
・短期間でも、しっとりまとまった手触り・効果を実感したい人
・今後定期的な日々のケアから、健康的な髪をなるべく持続させていきたいと考えている人
というのも、トリートメントを行う事で手触りや艶感をよくすることができるというのは間違いないのですが、あくまで「ダメージの補修」という役割の為、一時的なケアに変わりはありません。
美容室でトリートメントを受けた場合、効果は2~3週間程度ですが、髪に受けたダメージが補修され、ダメージを受ける前に近しい髪を維持する事が出来ます。それは気休めである、ととらえるのか、それがトリートメントのよいところ、ととらえるのかは美容師さん次第、そしてそのサービスを受けるあなた次第という事になります。
2-2.トリートメントケアをした方が良い人の特徴
美しい髪を手に入れ・維持する為にはトリートメントも含め、しっかりとしたケアが必要になる事は間違いありません。
しかし、最終的にやる必要があるかどうかは人によってしまいますが、健康的で美しい髪を持ちたい方は、特に以下の項目に該当する方は是非トリートメントでのケアをオススメします。
また、それぞれのケアの方法まで、具体的に紹介していきます。
トリートメントをオススメする人の特徴は以下の3つです。
① パーマやカラー・スタイリング等で毛髪を痛めてしまった人。
② 加齢や、食生活・生活サイクルの乱れにより毛髪が劣化してしまっている人。
③ 生まれつきの縮毛、毛髪がパサパサしてしまっている人。
これらに該当する人は、トリートメントを実施することで、髪質の改善が期待できます。トリートメント以外でもどういったケアが必要になるのか、それぞれ具体的にご紹介いたします。
①パーマやカラーで傷んだ毛髪
http://clickhair.blog69.fc2.com/blog-entry-223.html
① に当たる人は、元々髪の毛にダメージが無かった人と言えます。
ですので、新たに生えてくる髪の毛に関しては問題ないと人、と言えます。
すでに生えて伸びている部分に対し栄養を補給し、修復することで髪の毛を改善出来ます。
勿論、傷めてしまった原因となるパーマやカラー、スタイリング方法も改善していかなくては意味がありません。
その場しのぎになってしまいますので、今までの毛髪ケアの仕方を変えていくことも必要です。
少しコストはかかっても、今までより髪の毛に良いカラーやパーマを実施することが大事です。
②加齢や、食生活・生活サイクルの乱れにより毛髪が劣化してしまっている人。 http://kamiiro.com/haircare/%E6%AF%9B%E5%85%88%E3%81%8C%E7%99%BD%E3%81%84/
②にあたる人は今のままの生活では表面に生えている髪の毛をトリートメントで改善することはできますが、新たに生えてくる髪の毛は傷んだ状態で伸びていくと言えます。
今の傷んだ状態を改善することはできますが、根本的な改善にはなりません。
いくら一時的にトリートメントで内部に栄養を浸透させても、一定期間が過ぎるとまたもとの状態に戻ってしまいます。定期的なトリートメントの実施、もしくは自宅でのケアが必要になります。
加齢や生活サイクルの改善というのは修復も難しいという人も多いかと思います。
ただ、その中でも出来る限りの改善を行う努力も必要です。 食生活を見直しバランスよく食事する。
お酒やたばこなど控える。
睡眠の時間や質を改善する。
ストレスをうまく解消する。
適度に運動をする。 等々、いろいろな面で改善していかないとトリートメントの効果も追いついていきません。
③生まれつきの縮毛、毛髪がパサパサしてしまっている人。
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000045285/style/L000729997.html
③にあたる人も②の人と同じことが言えますが、生まれつきとなると生活や食生活の改善をしてもなかなか根本から治すのは難しい。
コストの面や生活環境の違いがあるので一概には言えませんが、無理の無い範囲で美容室や自宅でケアを持続していくことが必要になります。
自宅でのシャンプー時にトリートメントを行う。
定期的に質の良い縮毛矯正を行う。
など、通常の人よりもトリートメントを含め、美容室でのヘアケアなど実施する機会が増えることになります。
そもそも、傷んでしまうパーマやカラーを行わないのが一番で、今ではダメージの少ない、むしろ髪を良くしてくれるパーマ・カラーのメニューも多くあります。
傷んでしまったものは仕方ない。でも、傷まない施術を施してあげることも大事です。
パーマやカラーをしない、という事ではありません。
今ではパーマ液やパーマの技術も向上しており、痛みを軽減する、むしろ髪の毛をよくしながら施術できる技術も多くあります。
3.髪が傷んでしまった場合のトリートメント以外の対処法を紹介
髪の毛が傷んでしまった。それを改善させるためのトリートメントですが、改善出来るならトリートメント以外の方法でも良いかと思います。
全ての人に当てはまるわけではないですが、より良い状態に見せる、改善する方法として参考にしていてください。
・髪を切る
パーマやカラー、普段のドライヤーやアイロンで傷んでしまっている人は特に毛先側がひどい状態になっていることが多いようです。
その場合、その傷んでいる部分を切ってしまうのも一つでしょう。
繰り返しになりますが、今までと同じケアの仕方を続ければまた毛先側から傷んでいきます。
ケアの仕方の改善が条件になります。
また、ベリーショートにまで短くし、傷んだ毛髪をリセットするといった方も多いようです。
・ウィッグで隠す
色んな状況の人がいると思います。
薬や治療の副作用で一時的に髪が傷んでしまう、パサパサしてしまう、縮毛のような状態になっている。
そして、生まれつきの毛質で改善方法が見当たらない。
そんな場合、ウィッグ等で隠してしまうのも一つの方法です。
今では、非常に自然できれいなウィッグもたくさんあります。
更に、ファッションの一部としてウィッグを使用することに抵抗を感じない人も増えています。
何より、短時間で間違いなく見た目を改善することができる。
ウィッグと言っても、全体を隠す必要はありません。
スタイルにもよりますが、部分的なウィッグで表面を隠すだけでも非常に綺麗に見せることが可能です。
・縮毛矯正
http://beauty-architect.com/lily/blog/nosaka/114160/
これも生まれつきの縮毛に悩む人には非常に効果的です。
今では色んな縮毛矯正方法があり、昔ほど傷まず、安価にできるメニューも増えてきました。
縮毛やひどいクセ毛で悩むひとは一度試してみるのも良いかもしれません。
4.まとめ
トリートメントは毛髪の傷んだ状態を改善するには効果的な方法です。
ただ、傷んでいなかったら必要のない物とも言えます。
今現在の傷んだ毛髪。 その原因は何なのかを考えてみてください。
そして、傷んでしまった原因であることを根本から改善する。
トリートメントはその根本を直すことはできません。
ご紹介したトリートメント以外の方法、髪を切る・ウィッグ傷んだ髪を隠してしまう・質の良い縮毛矯正を実施する、なども選択肢の一つとして検討してみてください。
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