【頭皮の色別】あなたの頭皮は大丈夫?頭皮の色が変化する原因と対処法を解説

【頭皮の色別】あなたの頭皮は大丈夫?頭皮の色が変化する原因と対処法を解説

みなさんこんにちは。
今回は【頭皮の色】について触れてみたいと思います。

頭皮の色は自分自身ではなかなか確認できないですよね。
皮膚であれば、日焼けの変化や赤くなれば炎症を起こしているなど経験則で分かっていることも多いと思います。
ただし、頭皮になると確認しづらいこともあり他人に指摘され初めて気が付くことも珍しくありません。
症状によっては、少なからず髪や頭皮に悪い影響を与えていることがあります。
頭皮にかゆみや痛みを感じる時には、頭皮の色が正常かどうか確認することも大切です。

ここでは自分自身で出来る頭皮のチェック方法や、頭皮の色別の対処法を取り上げますので、是非参考にしてみてください。
※皮膚の色は個人差があります。明らかな色の変化や色素班が出来た等以外はご参考にしてください。

1.自分でできる簡単チェック方法!異変を感じたら頭皮の色をチェックしよう
2.【色別】頭皮の色が変化する原因と対処法
3.脱毛につながる頭皮の変化
4.まとめ

1.自分でできる簡単チェック方法!異変を感じたら頭皮の色をチェックしよう

自宅で出来る頭皮の色のチェック方法を紹介します。 撮影方法は、鏡を使い、頭皮から20~30センチ程離して撮影します。 その時にスマホのカメラ機能をズームにし、分け目やつむじといった頭皮が見える場所を撮ります。

また、スマホで確認できるマイクロスコープも2,000~3,000円で売っているので、頭皮の状態を常にチェックしておきたい人にはマイクロスコープがオススメです。
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2.【色別】頭皮の色が変化する原因と対処法

頭皮の色で、頭皮のトラブルが分かることがあります。 健康的な頭皮を手に入れる一つの指標となるので、頭皮の色は定期的にチェックすることをオススメします。


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▼赤~ピンク色の頭皮

<原因>

一般的に頭皮が赤くなる原因としては炎症反応が考えられます。 その原因はさまざまで、頭皮全体的に赤くなる場合と部分的に変化する場合に大別されます。
頭皮全体が赤くなる症状の代表例としては、ヘアケア製品に含まれる成分に身体が反応するアレルギー反応などがあります。
部分的に赤くなる症例は多岐にわたり、装飾具の長時間皮膚接触からマラセチア菌などの癜風菌によるもの、円形脱毛や乾癬などの病気に関するものなどがあります。

<頭皮の色が変化する要因と対処法>

・帽子・キャップ・髪飾りなど肌への長時間の接触
肌が弱い方はもともと対策を取られていると思いますが、念のため気をつけましょう。

・留め具などによる長時間にわたる髪の引っ張り
特に大きな飾り物やかつらの留め具などで発生しその部分の脱毛につながることがある為、あまりきつく止めないようにしましょう。

・掻いたりすることによる皮膚への刺激
強く常に掻いたりすると炎症を起こしより悪化するため、かゆみ止めが入ったシャンプーなどの使用。

・マラセチア菌などの癜風菌による刺激
除菌効果のあるシャンプーを使うか医療機関の受診。

・円形脱毛症の病巣
まだ治療法が確立されていませんが、医療機関の受診をおすすめします。

・乾癬症などの病巣
医療機関を受診しましょう。

・日焼け直後
クールダウンをしっかり行い、頭皮専用ローションや化粧水で日焼け後のケアを行いましょう。

・ヘアケア剤が肌に合わない
初めて使うヘアケア剤で肌色の変化が出た場合は、仕様を中止し念のため医療機関を受診しましょう。また、今まで問題無かったアイテムでも体調の変化で反応を起こす場合もあります。一度反応を起こすと次からは継続して反応が出るようになりますので、使用を中止する方が良いと思われます。

▼黄~茶色の頭皮


<原因>

個人差がありますが、元々の肌の色によっては正常な範囲に入ります。また、薄毛が進行して日焼けしやすくなることでも茶色っぽい色になります。 みかんの食べ過ぎなどで肌が黄色くなることがありますが、頭皮も同じように黄色くなる可能性があります。 また、黄疸ということもあります。その場合、白目が黄色くなり体調の変化が出てきますので、速やかに医療機関の受診を。

<頭皮の色が変化する要因と対処法>

・日焼けによるもの
外出時は日傘や帽子などの着用で日焼けを防ぎましょう。

・肌の色に影響のある食べ物の大量摂取(みかんなど)
時間が解決するので、問題はありません。

・カラー剤による影響
自分で染める場合はある程度仕方のないことです。シャンプーしながら染まるタイプのものなどは地肌にあまり影響がないと考えられますが、初めての使用で肌の変化があった場合は使用を中止し念のため医療機関に受診しましょう。

▼白~青っぽい色の頭皮



<原因>

この白~青っぽい色の頭皮が一般的といえますが、個人差がありますし加齢とともに茶色になっていくこともあります。また、照明などの外的要因で黄~茶色っぽく写ってしまうこともあります。
地肌の色ではないですが、フケが大量発生し頭皮が粉ふいたように白くなることがあります。また、頭部白癬(しらくも)という白癬菌に感染しても同様です。この場合は自然に治ることはほぼ期待できませんので、早めの受診を。

<頭皮の色が変化する要因と対処法>

・皮膚サイクルの異常
頭皮の広範囲が白く粉が吹いた状態になった場合は、自己ケアだけで治すことは困難です。早めに医療機関へ受診ください。

尚、マイクロスキャナーでチェックする場合、スキャナーに付属するライトの種類や映像を映し出すモニターの色温度設定、環境光の種類によって、実際の色味より青く映ったり黄色く映ったりすることがあります。その状態では間違った判断をしてしまいますのでご注意ください。
簡易に色味がずれているか見分けるコツは、白いものをスキャナーで写してそれが現物と同じように白く映るかです。また、その時の環境光は出来るだけ白熱電球や一般蛍光灯は避けてください。色々な種類の照明がミックスされた状態では見たままの色味で写らないことがほとんどです。

また医学的な皮膚の色の異常は、 「色素沈着症」「老人性色素班」「尋常性白斑(しろなまず)」「老人性白斑」「黄疸」になります。・色素沈着症 「しみ」や「そばかす」といわれるものがこれにあたります。
 
・老人性色素班
中年以降に顔や手の甲などに出来る茶色や茶褐色の色素班。悪性黒色腫の場合もあるので注意。
 
・尋常性色素班
しろなまずといわれる大小さまざまな大きさの白斑。色素を作るメラノサイトという細胞が機能しなくなり発生します。これが頭皮に出来ると、その部分の髪は白髪になります。
 
・老人性白斑(しろなまず)
皮膚の老化現象で起こる大きさ1cm以内の丸っこい白斑。 ・黄疸 内科的な疾患(白目が黄色くなったり体調の変化がある場合は早めに医療機関の受診を)また、体質性(遺伝的)の黄疸もあります。

3.脱毛につながる頭皮の変化

▼皮膚色の変化が起きない脱毛『男性型脱毛症』

細胞の死には大まかに2種類あって、外部要因によって起きる細胞死を「ネクローシス」、細胞自身が自ら死んでしまうことを「アポトーシス」といいます。
外部要因が原因の場合は体の防御反応が働きますので炎症反応が起こり、それが皮膚であれば赤やピンクに変化したりします。
しかし、細胞自ら死を選択する「アポトーシス」は炎症反応が起こりません。ということは頭皮であれば皮膚色の変化がないということになります。
その皮膚色の変化や刺激がなく脱毛を起こす症状が『男性型脱毛症』です。実際には、皮脂腺から脂が多く分泌されることによって起こる可能性がある2次反応で気が付くことがありますが、その反応がない場合は髪のボリュームが無くなって初めて薄毛が始まったことを自覚します。
その為、頭皮の色の変化にのみ注目してしまわないようご注意ください。

参考:男性型から引き起こされる2次反応
https://wiglabo.com/touhi-betatsuki/

参考:頭皮のトラブル:フケが大量に発生した
https://wiglabo.com/fuke-countermeasure/

参考:男性型脱毛がどのようにして起こるのか
https://wiglabo.com/aga-effect/

現在有効な対処法もまとめています。 また、女性でも更年期を過ぎると起こる可能性があります。

▼皮膚色の変化が起きる脱毛の代表例『円形脱毛症』『牽引性脱毛』『脂漏性脱毛』

『円形脱毛症』
自己免疫細胞が毛母細胞を誤認攻撃してしまうことから引き起こされる脱毛のため、その攻撃が起きている部分が赤っぽくなることがあります。

『牽引性脱毛』
常に強い力で引っ張られていることによる脱毛で、その部分は赤く変色します。

『脂漏性脱毛』
しばしば強い痒みを伴いますので、その部分を掻くことによる皮膚色の変化。癜風菌の増殖による影響から赤っぽくなることがあります。

因みに、スキャナーでチェックする場合、ほんの少し先端を頭皮に押し付けるだけで頭皮の色が赤やピンクに変化します。また馬蹄形状の赤い線が浮き上がってきますが、これは毛細血管ですのでご心配なく。更にもう少し力を入れると毛穴から皮脂がにゅるっと出てきます。初めて見るとビックリしますが、これも問題ありません。ないとは思いますが、この状態を頭皮の異常とし脱毛につながると不安をあおる様な発言には耳を傾ける必要はありません。

4.まとめ

皮膚色の微妙な変化に関しては普段からこまめにチェックしていないと判断が難しいことと思います。人それぞれ肌の色も違いますので、他人と比べてというのもあまり意味がありません。
ただし、強い痒みがあったり部分的に赤く変色しているなどの明らかに分かる変化があった場合には、迷わず皮膚科などの専門医に診てもらうことをお勧めします。マラセチア菌や白癬菌の増殖による頭皮トラブルや乾癬などの皮膚病が発症している可能性があります。最悪大切な髪を失うことにつながる可能性もありますので、大きな変化があったらご注意ください。

 

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