頭皮のべたつきとおさらば!日常生活に潜む原因と対処法まとめ【皮脂量チェック付】

頭皮のべたつきとおさらば!日常生活に潜む原因と対処法まとめ【皮脂量チェック付】

みなさんこんにちは。
今回は頭皮のべたつきやかゆみ、何とも言えない臭いについて、その原因と対処法をまとめてみましたので、ご参考にいただけたらと思います。

頭皮のべたつきや、それに伴うかゆみ、臭いを一刻も早く治したいですよね。そのためには頭皮がべたつく原因をまずは知り、対策を取っていきましょう。
ここでは今日からできる頭皮のべたつき対策をご紹介しますので、実践してみて下さい。でもそのべたつき、もしかしたら「気にしすぎ」かもしれません。

1.頭皮がべたつくメカニズム
2.自分の頭皮の皮脂量をチェックしよう
3.日常に隠れた頭皮がべたつく原因と対処法
4.まとめ

1.頭皮がべたつくメカニズム

頭皮の断面図を見ていただけたらと思いますが、一般に皮膚といわれている部分には、毛穴の他に「汗腺」「アポクリン汗腺」などが分布しており、毛穴の途中にある「皮脂腺」から脂が分泌されています。
この皮脂腺から分泌される脂と汗腺から出る水分が乳化された状態で頭皮の表面に「皮脂膜」を形成し、保湿とともに雑菌や外的刺激から皮膚を守るバリアーの役割をします。 

 

ここで重要なことは、「皮脂は体に必要だから分泌されている」ということです。
そのため、過度に皮脂を悪者扱いしないことです。
一般的に洗髪後は皮脂膜もある程度失われてしまい、元の状態に戻るまで4~5時間かかると言われていますが、この状態は頭皮にとっていわゆる無防備状態となります。
そのため、外的要因によりケラチニゼーション(頭皮の入れ替わりサイクル)が崩れて頭皮のトラブルを起こしてしまう事もあります。
また、皮脂膜を形成するために分泌されるものですから、脂を取ればとるほど脂が出てくるということになるので、毎回クレンジングオイルをつけて脂を除去などの過度な行為はお勧めしません。
挙句脂を取れば薄毛が改善するなどは、それ事態ほぼ効果が見込めない行為となります。

このことを踏まえたうえでご覧ください。

この様な人体のメカニズムからある程度の皮脂は必要なのです。
しかし、他の人と比べて明らかに脂っぽい、以前に比べてかなり脂っぽくなってきた、痒いので掻いたらその指先が異常に臭かった等の症状があれば対策を考えましょう。

皮脂が過剰に分泌されるのは、

・男性ホルモンの働きによるもの
・女性ホルモンの働きによるもの
・動物性たんぱく質の過剰摂取
・ストレスや疲労
・間違ったスキンケア
・思い違い(誤認)

頭皮がべたつかないようにするためにはこの過剰に分泌される原因に対しての対処が必要になってきます。 この詳しい原因となる行動と対処法は3章で紹介します。
 

2.自分の頭皮の皮脂量をチェックしよう

頭皮がべたついているというのも一種のサインですが、それ以外にも皮脂の量をチェックできる方法があります。

一つ目は500円玉で測定する方法です。
500円玉を額に1秒間手で押さえるようにくっつけて何秒で落下するかというもので、1秒から3秒が普通の皮脂量、それ以上張り付いているようだと皮脂分泌過多の可能性があります。
皮脂量が気になる方はお試しください。

化粧品コーナーで相談すると、測定器でチェックしてくれ具体的なアドバイスも受けられます。

ご自身でチェックしたい場合、スキンケアチェッカーというアイテムがあります。

 
肌水分量や皮脂量を簡単に測定でき、具体的な数値で確認できます。お値段もそれほど高価ではないのでおすすめです。

3.日常に隠れた頭皮がべたつく原因と対処法

原因① 男性ホルモンやホルモンバランスによるもの

男性ホルモンが皮脂腺の働きに関係しています。
特に思春期を過ぎた男性に多いのですが、体質によって5αリダクターゼという酵素ができやすい人がおり、男性ホルモンを活性化させ、より脂が多く分泌されるようになり薄毛につながります。

<対処法>
5αリダクターゼという酵素により活性化された5αDHTという男性ホルモンの一種が皮脂腺を刺激して脂の分泌が多くなっている為、ある意味体質ということにもなる。
この場合は、頭皮を清潔に保つためほぼ毎日のシャンプーをおすすめします。
フケ(古い角質)と脂分、水分は雑菌にとって最適な環境となります。
その雑菌が分解した物質と脂や角質が酸化したものが角栓といわれるもので、マニアックなチーズの様な香りを発することがあります。
マラセチア菌などが繁殖してしまうと強い痒みとともに大量のフケが発生することもあるなど注意が必要です。
また、男性で薄毛の症状が出ている場合は、AGA治療を検討することも選択肢の一つです。

原因② 女性ホルモン(プロゲステロン)によるもの

排卵後に増えるホルモン(プロゲステロン)の為に皮脂腺が刺激され脂の分泌が増えることがあります。

<対処法>
肌が乾燥してそれを守るために皮脂の分泌が増えているわけではないので、脂分を除去しても問題になることはないと思いますが、身体の仕組みですので神経質になることもないと思います。
但し、肌の脂分を取る場合は取り過ぎないように注意しましょう。

原因③ 乱れた食生活によるもの

インスタント食品やファストフードに多く含まれている動物性脂質を取りすぎは、皮脂を過剰に分泌させてしまいます。
また、肉類などの動物性たんぱく質も同様です。
食生活は体臭や頭皮の臭いにも関係しています。

<対処法>
TVをつければグルメ番組があふれている今日、惑わされずにというのは難しいかもしれませんが、ご自身の健康の為にも「食」はとても重要な要素です。
時間が無い、忙しい毎日でも出来るだけ自炊やバランス良く食する事を心がけましょう。

特に下記の栄養素は頭皮に良いので積極的に取り入れていきましょう。

・ビタミンB群
※特に、脂性の方や頭皮が炎症している人にお勧めビタミンB2とB6 皮脂の分泌を抑制し、皮膚の新陳代謝を促す作用があります。

ビタミンB2⇒レバー、卵、大豆、乳製品、緑黄色野菜 ビタミン

B6⇒カツオ、マグロ、イワシ、サバ、レバー、肉類、バナナ、キャベツ、ピーナッツ、くるみ、大豆

徳川家康公の食生活など、とても参考になります。

料理研究家の土井善晴さんも一汁一菜でよいと説いています。 

原因④ ストレスや疲労

ストレスや疲労が蓄積されると男性ホルモンの働きが活発化されると言われています。
女性でも卵巣で男性ホルモンが作られておりますので、この問題から無縁ではありません。
この原因は、現代社会の宿命みたいなものかもしれません。
寝不足でも起こりますのでご注意を。

<対処法>
寝不足にならないようにするとともに適度に運動をするなどリフレッシュを心がけください。

原因⑤ 間違ったスキンケア

肌が乾燥してくるとそれ以上乾燥を防ぐために皮脂が多く分泌されることがあります。
この状態を脂っぽくなったと思い脂分を除去するタイプのスキンケアを行うと、より皮脂が分泌されるという悪循環に陥ることがあります。

<対処法>
ケアアイテムの連鎖に陥らないよう拙速に判断しないようにしましょう。
身体は自身で一番良い状態になるよう調整する機能が元々備わっています。
ストレスをため込まず良質な睡眠を心がけるなど、その機能を高めることが重要です。

原因⑥ 思い違い(誤認)

アミノ酸系のシャンプーを使うと毛穴に白っぽいものが目立つことがあります。
アミノ酸系は頭皮や髪に優しい成分ですが洗浄力が弱いところが弱点としてあります。

毛穴の構造上白っぽいものが存在するのですが、これが毛穴の表面部分に十分落ちきれないで残ることで、これを毛穴に脂が詰まったと誤認することがあります。

また、石鹸系のシャンプーでも、石鹸と水道水に含まれるカルシウムイオンが結びついて「石鹸カス」というフケみたいなものが髪に付着することがあります。
これは特に問題ありませんので気にしないようにしましょう。

それ以外には、皮脂が多いわけではないにもかかわらず、周囲の何気ない一言がきっかけで脂性だと思いこんでしまう事があります。

<対処法>
気にしないが一番ですが、白っぽいものが残る場合、それがどうしても許せないのであればシャンプーを変えるしかありません。

思いこんでしまった場合は少々厄介かもしれません。
浴室に様々なケアアイテムが並ぶようになったらその可能性も。
そのうちケアアイテムを使っても使わなくてもそれほど変わらなければ、本人も気が付くのか下火になります。

但し、家族や近親者に深刻に相談をしてきた場合は、その場で否定せず皮膚科で診てもらうようにすると良いと思います。このレベルだと専門家以外の意見には耳を傾けなくなっている可能性があります。

4.まとめ

インターネット上には色々な情報が玉石混合状態で存在しています。
必要以上に拘らず、異常だと思ったら専門医に見てもらうようにすればよろしいのではないでしょうか。

また前日の食事内容やその日の体調によっても違いますので、過敏に反応せずに原因をしっかりと見極めて、頭皮を清潔な状態に保つよう心がけましょう。

 

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