脱毛症に悩む恋人の髪を剃った男性、自らも剃髪する

海外発!Breaking News 2020.08.01 06:45 NEW!

「髪は女性の命」とも言われるが、このほどフランスから「真の愛に髪など必要ない」と思わせてくれるような話題が届いた。脱毛症で悩む女性に見せた、恋人の男性がとった優しさに多くの感動の声が集まっている。『New York Post』などが伝えた。

動画共有アプリ「TikTok」のアカウント名“Eva BARI”と名乗る女性が、今年5月に投稿した動画が人々に感動を与えている。この女性はTikTokのプロフィールによると、モナコ出身で現在はフランスのパリ政治学院に通う学生とのこと。脱毛症に悩まされていたEva BARIさんは、10年間伸ばし続けた髪を剃髪することにしたようだ。

Eva BARIさんが投稿したわずか1分ほどのタイムラプス動画には、彼女が恋人の男性に髪をバリカンで剃ってもらう姿があった。動画に映る彼女は、髪を完全に失う悲しみを紛らわすかのように気丈に振る舞っているようにも見える。

そして最後の残りの髪を剃って、Eva BARIさんの頭は完全に丸刈りとなった。するとその瞬間、男性は手に持っていたバリカンを自分の頭にあててそのまま自身を剃髪し始めたのだ。

鏡越しに彼の行動を目にして一瞬驚いたEva BARIさんだが、男性の思いやりある愛の深さに感極まってそのまま号泣し始めた。その間も彼は剃髪を続け、泣き続ける彼女の頰にキスをした。

この動画が元NBA選手のレックス・チャップマン氏(Rex Chapman)によって7月29日にTwitterでシェアされたところ、多くの人が知るところとなり次のような声が寄せられた。

「人間の思いやりと愛の力は無敵だね。」
「私の娘ががんで亡くなる前に同じことをしました。この動画は私達がしたことと同じだった。」
「私の妻も脱毛症で悩んでたけど、僕も生え際が後退しているんだ。だから彼女は結婚式の時に『私達は一緒にハゲて行くつもりです!』って言って会場を沸かせてたよ。」

中には「お願いだ! もっとティッシュが欲しい」といった感動で涙が止まらないことを示すコメントもあり、シェアされた動画はたったの2日間で990万回以上も再生された。

ちなみに脱毛症の原因には様々な説があるが、精神的ストレスが誘因となることもあるようだ。2016年にはイギリスの女性がストレスのせいで脱毛症になってしまったものの、新しい恋人ができたことにより再び髪が生え始めたという事例が話題を呼んだ。

素敵なエピソードですね
日本でも脱毛症に悩む患者さんは人口の1%~2%の割合でいる病気です
多くの方がウィッグなどを着けて生活する為、あまり認知されていない病気ともいえるかもしれません
髪を失う事がどんなに辛い事か経験した人にしかわからない傷みなのでしょう

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